【介護】ユニット型特養の現状について

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介護
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こんにちは!

きはるんるんです。

今回はユニット型特養について話していこうかと思います。

とは言っても、私は色々なところで勤めていたわけでもなく、

特別な情報網があるわけでもありませんので、

私の経験した内容で話させて頂きます。

私の話すことに全く合わない施設も、もちろんあると思いますので、

お気を悪くさせたらすみません。

はじめに

私は無資格未経験で介護職に就きました。

どの会社に入りたいとかも無く、介護系の転職サイトを利用しました。

出した条件は、「手取り20万以上、通勤に30分以上掛かる場所」でした。

なんでこの条件だったのかは、ここではお話ししませんが、

ご覧の通り、大して考えてませんでした。

1ヶ月間の現場研修。

その後、1ヶ月の座学研修。

その後さらに1ヶ月弱の現場研修。

そしてオープニングスタッフでした。

研修期間中に学んだ事

とりあえず最初の1ヶ月の現場研修では大変な思いをしました。

そもそも介護って何をする仕事なのか、それさえ知らなかったのです。

初日は1日フルタイムでユニットの状況を見る。

その後2週間は入居者に関わることもままならず、お茶汲みや掃除をさせられました。

その時の主任はきっとそれで辞めると思っていたのでしょう。

でもまぁ、何故か耐え抜いちゃいましたけどね。

そんな話はともかく、介護やケアの方法について学んだのは

やはり座学研修が大きいでしょう。

今まででも、この時ほど勉強したことはないでしょう笑

私が今でも気になる内容、今回の話の主題は

ユニットケアとは利用者の意向や生活に沿ってケアを提供すること。

と学んだことである。

ユニットケアの違和感について

この事についてはもちろん文句は無い。

とても良いコンセプトであると今でも思う。

しかしながら、現実とは全く異なると施設がオープンしてからすぐに理解した。

朝起きる時間は人によるが、ユニット型ではその人に合わせて起床介助をし、食事を提供する。

動きたい時に運動をし、入りたい時に入浴介助をする。

そう、習った筈だった。

でも現実は違う。

朝食の配膳される時間に合わせて起床介助をし、

決まった時間までに配膳、下膳をし、

決まった曜日、時間に入浴介助をし、

決まった時間までに就寝、臥床介助をする。

これのどこがユニットケアなのだろうか。

実際に経験したユニットケア

上記の様なことはもちろんだったが、初めは仕方ないのだと思っていた。

色んな先輩方に尋ねたりもしたが、大体は「こんなもんだよ」と返ってくるばかりだった。

私も先輩たちと変わらないくらい活躍すれば、この施設を変えていけると思い、

一生懸命に働き、勉強し、技術も知識も判断力も

経験者に劣らぬまでになった。

しかし、一向に状況は変えられそうになかった

例えば食後、入浴介助を行なっている最中のユニットは、

基本1人で見守りと排泄介助を行い、水分介助や食事の準備もして、

結局はそれでほとんどの時間が過ぎてしまう。

利用者様とコミュニケーションを取る時間なんてほんの一瞬で、

空いた時間も委員会やその他業務で、手一杯である。

こんな状況で何が出来るのか。

何を変えられるのか。

さらに言うと、オープニングでいたスタッフは次々と辞めていき、

ユニットが最低限回る状況であれば、人員補充も無いのである。

結局は「個別ケアを目指している」と謳っているだけで、

個別にされているのは部屋だけだ

「変えたいなら変えていいよ?自分達で出来るならね」と言われたこともある。

何故変えられないのか

※ここからは憶測の話になります。経営についてちゃんと勉強したわけでは無いので、

間違っていたらすみません。

現場のシステム改善はともかく、人員が確保出来れば殆どのことは解決する。

では何故それが行われないのか、私なりに考えてみた。

まずは社会福祉法人であること

これによって、営利目的の営業は行えない。

つまりはその施設での満床分の売り上げがほぼ上限の売上であり、

売上に上限があると言うことは、既存の人員以上に人件費を掛けるのは難しいと言うことである

何をどう節約しようとも、収益に大差は出ないだろう。

次は介護保険について

保険料のやり取りについては、詳しくはわからない。

しかし、どんな家庭でも介護保険から出来るだけ足の出ないプランでのケアを依頼するだろう。

自身の家庭、子供がありつつ、親の介護料まで余裕で負担できる程の収入がある家庭は

探してもそんなに無いだろう。

つまりは依頼する側も、払いたくて払っているわけではないのである

介護士自身の考え方について

上記であったように、現存の体制を変えようと考えている介護士は少ない。

いや、実際は考えている人もいるが、

私みたいに手を拱いているか、諦めているかのどちらかだろう。

でも皆わかっていつつも、変わる事を強くは望まない。

結局は志半ばで止まっている人間が殆どだろう。

まとめ

以上のことが変わらなければ、このユニット型特養の現状も変わらないだろう。

もちろん、ユニットケアの理念に沿って行えている施設もあるだろう。

その理念に沿うように動いている施設もあるだろう。

でも、私は知らない。聞いたこともない。それが出来ると思ったこともない。

大義名分に嘘を吐きながら働くのは限界だった。

このままでは腐ってしまいそうだった。

いや、すでに腐っているのかもしれないけど。

そう思った時、私はその会社を辞めた。

これで良かったと思っている。

皆さんはどうだろうか。

最後に

今回は憶測の話も多かったですね。

色々間違えてたらすみません。

あくまで私の経験と主観のブログですので、訂正はしませんが。

意見があれば、教えて頂けると嬉しいです。

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