こんにちは!
きはるんるんです。
今日はXの方にも書きましたが、「一生懸命」について私が経験した事を書いていきます。
見て来ていただいた方、ありがとうございます。
昔の仕事
私は昔、販売業をしておりました。
社長は普段は別の会社をしていて、私ともう1人の店長の社員は2人の小さなお店でした。
(この時点でどんな店かわかる人にはわかるでしょうが、詮索はご遠慮ください。)
私はアルバイトを経てから社員になったので、店の作業自体は完璧でしたが、
やはり、どう数字を上げるかなんて身に付いていないので、
学びながらの日々でした。
月に休みは6日、発注業務は勤務時間内に出来ることが少なかったのと、
売り上げ数確認、発注締め切り時間の関係で、
午前中に一度出勤し1時間程度、発注をして再度午後から出勤するという勤務でした。
基本残業代は出ず、夜勤のバイトが休めば代わりを探す。
いなければ自身がそのまま夜勤に入る。
酷い時は午後から次の6時まで働いた後、再度9時から出勤する。
なんてこともありました。
一生懸命が似合わない?!
勤務して半年ほど経った頃でしょうか。
仕事にも多少慣れて来た頃、週1回の会議中でした。
社長から「君は一生懸命って言葉が1番似合わないよね。」と言われました。
私が元々のほほんとしているのがいけなかったのかも知れません。
多分、社長としては深い意味はなかったのだと思います。
私は凄く驚きました。「こんなに頑張っているのに」と。
店長もこの時は本気になって庇ってくれました。
しかし、私は何も言い返せませんでした。
どこかで自分が本気で無いとわかっていたのです。
本気になった私
社長の何気ない一言で、自身の真実に気がついた私は、本気で売り上げを上げようと思いました。
毎年恒例の季節物のセールが始まる時、毎年私の店舗は売り上げは良くなかった。
なので私はチラシのポスティングを提案した。
新聞に依頼することも考えたが、新聞を取っている家庭にしか届かず、コストもかかる。
なので、「自分の足でやります。」と答えた。
店長は「私はやらない」と話していた。
もちろん、シフトの穴を空けるわけにもいかず、ポスティングをするのは勤務後であった。
最初は5000枚程度を刷り、周辺のマンションをリュックを担いで徒歩で回った。
最初の日は慣れない業務で、夜勤が終わるような時間まで稼働していた。
もっと他にも数字を出す方法はあったのかも知れない。
しかし、この時の私にはこれが1番の方法だと思った。
私の残業時間は月100時間を超えていた。
予約はかなり上々。この年のセール売り上げは、地区3位だった。
1位は次元が違う数字だが、それもまた会社都合で出ている数字なので、
実質2位と言っていいだろう。
次の年には配る回数も3倍、配る地区も広げて挑んだ。
すると何が起こったのか。
なんとバイト達が率先して「手伝う」と申し出てくれたのである。
中には「帰りにうちのマンションのポスティングするのでください」と言ってくれる子もいれば、
「朝まで一緒に回りますよ」と話す子もいる。
時給は出ないと話しても聞きやしない。
この時が1番、「一生懸命」が報われた気がした。
結果
売り上げは地区2位。
でも結果はそんな事ではない。
アルバイトやパートのみんなが私を頼りにしてくれている。
リーダーとして担いでくれている。
ギスギスしていた人間関係も良好になり、個々のパフォーマンスが向上する。
私が退職を決意した年には、入職時より1日の平均売り上げが10万ほど上がっていた。
勿論、私だけでは成し得なかったでしょう。
でも私が一生懸命にならなければ、成し得なかったでしょう。
「あの時はごめん」と社長から謝られたのを覚えている。
まとめ
別に、売り上げなんて成果の一部でしか無い。
でも、一生懸命に目標に向かって取り組んだことで、目的以上のものを手に入れることができた。
私にとって一生忘れられない経験です。
今でも私はハイペースに仕事をするタイプではないし、効率が良いタイプでもない。
いつでも慌てず、のんびりしているのが、良いところなのか悪いところなのか。
でも今では私が一生懸命じゃないと話す人はなかなかいないでしょう。
必ず結果が出るとは思っていませんが、得られるものはきっとあるし、
結果が出なくても一生懸命やった経験は無駄にはならないと思います。
どんな経験かが大事なわけではなく、一生懸命にやった経験が大事なのです。
一生懸命も練習が必要です。
明日も頑張りましょー!笑
※社長には経営について教わることもいっぱいあったし、
「リーダーの資質」的な経営者しかいないような、研修にも経費で参加させて頂き感謝してます。
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